マリオネットセラピー??? 聞きなれない言葉ですよね。ではアニマルセラピーという言葉ならどうでしょう。聞いたことがある人も多いのでは。動物と接して心を癒してもらうというものですね。
マリオネットセラピーは、マリオネットと接して、朗らかでリラックスした気分になってもらおうというものです。
接すると言っても、自分でマリオネットを操ってください、というわけではありません。
「でもそれだと、マリオネットのパフォーマンスショーを観るのと一緒でしょ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
その疑問を解くために、私の体験談をお話しします。
私は自作のマリオネットを操ってパフォーマンスをします。私のマリオネットはフレンチブルドッグです。名前はジニーと言います。
公園などでジニーの動画撮影をすることがあるのですが、そんな時よく声をかけられます。
圧倒的に多いのがお婆ちゃんです。昔懐かしい操り人形というのが、お婆ちゃん世代には人気のようです。
私の操り人形は、丸っこくてちょこちょこと動くフレンチブルドッグなので、親しみやすく声をかけやすいのかもしれません。
お爺ちゃん達の反応はまた違います。私が気配に気づいて視線を向けると、お爺ちゃんは、じーっと、操り人形を見ています。私が笑顔を返すと、向こうも笑顔になります。「見つけだぞー」というような、ニンマリとした笑顔です。
声をかけてくれる方の中には、マリオネットの名前を知りたがる人もいます。『ジニーというんですよ』と名前を教えてあげると嬉しそうな笑顔を見せてくれます。
名前に興味があるということは、モノではなく、ペットとして見ているのかもしれません。中には「ジニー、お手!」と言ってお手をさせようとする人さえいます。まるで本物の犬のように接してくるのです。
昔飼っていたペットの話をしてくれる人もいますし、子供の頃の話をしてくれる人もいます。昨今はCGアニメの時代ですが、昔はパペットや操り人形が登場するテレビ番組がちらほらとありました。その頃のことを思い出すのかもしれません。
マリオネットという、日常の中のちょっとした非日常がアイスブレイクになって、会話のきっかけとなるのでしょう。人と繋がりを持ち、会話することで気分が朗らかになったり、笑顔になったりするのだと思います。
そんな経験から、ジニーのマリオネットセラピーを始めようと思ったのでした。
現在、高齢者サロンなどへの出張マリオネットセラピーを承っております。ジニーがちょこちょこと皆さまの間を動き回り、会話のきっかけを作って、楽しいお話の時間を過ごす、というものです。
ご興味のある方は下記よりお問い合わせください。(対応範囲は都内ですが、地方出張も承ります。)
ヨシヤ トリイ/マリオネットセラピスト レクリエーション介護士(2級)
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